「結婚して、子どもがいて、仕事も順調。」
そんな人生を送っている友人を見ると、心から「おめでとう」と思う。
それなのに、ふと自分と比べてしまう。
「私は、このままでいいのかな?」
「そろそろ結婚を考えたほうがいいのかな?」
「周りはどんどん進んでいるのに、私はまだ……」
30代になると、そんな気持ちを抱く瞬間が増えてくるのではないでしょうか。
現在放送されているドラマ『Tokyo middle 30』は、そんな30代の女性たちが抱える恋愛、結婚、仕事、家庭、そして人生そのものへの葛藤を描いています。
仲里依紗さん、のんさん、深川麻衣さんが演じる3人の女性たちは、それぞれ違う人生を歩んでいます。
だからこそ、このドラマを見ていると考えさせられるのです。
「幸せって、結局なんだろう?」
今回は『Tokyo middle 30』をきっかけに、30代の恋愛・結婚について考えてみます。
『Tokyo middle 30』の面白さは、3人の女性が同じ「35歳」という年齢を迎えながらも、まったく違う人生を歩んでいるところにあります。
結婚している人。
恋人がいる人。
結婚を意識しながらも、自分の人生に迷っている人。
一見すると、それぞれの状況はまったく違います。
けれど、共通しているのは、
「今の人生は、本当に自分が望んでいたものなのだろうか?」
という問いなのかもしれません。
仲里依紗さん演じる麻紀も、のんさん演じる遥も、深川麻衣さん演じる薫子も、それぞれの立場で悩みを抱えています。
そして、朝井大智さんや北村優衣さんらが演じる登場人物との関係を見ていると、恋愛や結婚は「好きな人と結ばれれば終わり」ではないことにも気づかされます。
婚活をしていると、
「結婚さえできれば、きっと幸せになれる」
と思ってしまうことがあります。
でも、本当にそうでしょうか。
結婚した後にも、夫婦の価値観の違いに悩むことがあります。
仕事と家庭の両立に悩むこともあります。
子どもについて考えることもあれば、家族との関係に悩むこともある。
つまり、
結婚は幸せのゴールではありません。
結婚している人にも、その人なりの悩みがある。
だからといって、
「じゃあ結婚なんてしなくてもいい」
ということでもありません。
大切なのは、結婚しているか、していないかではなく、
「自分はどんな人生を送りたいのか」
を考えることなのだと思います。
30代の婚活では、時々こんな声を聞きます。
「周りがみんな結婚しているから、私もしなきゃと思って……」
「親に心配されるから」
「この年齢なら、もう結婚したほうがいいのかな」
でも、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
本当に、自分が結婚したいと思っているのか。
それとも、
「結婚していない自分」に焦っているのか。
この2つは、似ているようでまったく違います。
誰かと比べて焦っているだけなら、まずは自分の気持ちを整理することから始めてもいい。
一方で、
「私は誰かと一緒に人生をつくっていきたい」
と思うのであれば、その気持ちを大切にしてほしい。
婚活は、周りに追いつくためのものではありません。
自分が望む人生をつくるための選択肢のひとつです。
20代の頃は、
「好きだから付き合う」
「好きだから一緒にいたい」
という気持ちだけで、恋愛を進められたかもしれません。
でも30代になると、考えることが増えてきます。
仕事はどうする?
どこに住む?
子どもについてはどう考えている?
家事や育児はどう分担する?
お金の使い方は合う?
家族との関係は?
意見がぶつかったとき、話し合える?
もちろん「好き」という気持ちは大切です。
でも結婚は、恋愛の延長線上にあるだけではなく、これからの生活を一緒につくっていくことでもあります。
だからこそ、
「好きだけど、結婚はできない」
ということもあれば、
「最初はそこまでタイプではなかったけれど、一緒にいると安心する」
ということもある。
30代の恋愛・婚活では、そんな複雑さと向き合う場面が増えていきます。
婚活では、年収や年齢、職業、学歴、住んでいる場所など、さまざまな条件から相手を探します。
もちろん、結婚生活を考えれば条件も大切です。
でも、
条件がいい人=幸せになれる人
とは限りません。
一緒にいて無理をしなくていいか。
自分の気持ちを話せるか。
相手の意見にも耳を傾けられるか。
意見が違ったときに、どちらかが我慢するのではなく話し合えるか。
嬉しいことも、つらいことも共有できるか。
そして、
「この人となら、これからの人生を一緒につくっていけそう」
と思えるか。
結婚相手を選ぶときには、プロフィールに書かれている条件だけでは見えない部分こそ、大切なのかもしれません。
30代になると、友人の結婚や出産が増えてきます。
SNSを開けば、幸せそうな家族の写真。
職場では、育休に入る同僚。
親からは、
「いい人はいないの?」
なんて聞かれる。
そんな日々の中で、
「私も早く結婚しなきゃ」
と思ってしまうのは、決して不思議なことではありません。
でも、人の人生と自分の人生は違います。
友人が幸せだからといって、自分も同じタイミングで結婚する必要はない。
逆に、周りがまだ結婚していないからといって、自分が結婚を望んではいけないわけでもない。
誰かの人生の正解を、自分の正解にしなくていい。
それが30代の婚活では、とても大切なことだと思います。
「もう35歳だから……」
そう思ってしまうことがあるかもしれません。
でも、35歳は人生の終着点ではありません。
これまで恋愛をしてきたからこそ分かること。
仕事をしてきたからこそ分かること。
人間関係の中で傷ついたからこそ分かること。
30代になった今だからこそ、
「私は本当は何を大切にしたいんだろう?」
と考えられることがあります。
若さだけを基準にするのではなく、自分の価値観や人生経験をもとに相手を選ぶ。
それは、30代だからこそできる婚活でもあります。
「もう35歳」ではなく、
「35歳の今だから、自分の人生を選ぶ」
そんな視点を持ってもいいのではないでしょうか。
『Tokyo middle 30』を見ていると、改めて感じることがあります。
結婚しているから幸せ。
独身だから不幸。
仕事をしているから幸せ。
家庭に入ったから幸せ。
そんな単純な答えではありません。
人によって、幸せの形は違います。
だからこそ婚活でも、
「どんな人と結婚するか」
だけではなく、
「どんな人生を送りたいのか」
から考えてみてほしいのです。
「私は、どんな毎日を過ごしたい?」
「どんな家庭をつくりたい?」
「どんなときに、この人と一緒でよかったと思える?」
そして、
「私は、誰と一緒に人生をつくっていきたい?」
その答えは、誰かが決めてくれるものではありません。
婚活は、ただ「結婚できる相手」を探すことではなく、自分が望む人生を一緒につくっていける相手を探すこと。
『Tokyo middle 30』の3人が、それぞれの人生と向き合うように。
あなたも一度、自分自身の「幸せの正解」を考えてみませんか?
誰かと比べなくていい。
焦らなくてもいい。
あなたらしい人生の中に、あなたらしい結婚の形がきっとあります。